2011年9月26日月曜日

秋が近い

少し肌寒い風が吹いて、空気が何となく乾いてきたら
秋が近い気がする。

大学生の頃
10時ぐらいまで寝て、窓の外の紅葉を見ながら煙草。
「やべえな、2限は遅刻だな・・・」とか思いながら楽器を背負って電車に飛び乗って大学へ。
紅葉の木々を眺めつつキャンパスを横断し、大教室へ。
そこには既に友人がいたり、小生が1着だったり。

「つまんねぇから煙草吸おうぜ」なんて言って
こっそり抜け出し、一服。

あの時どんなことを話してたっけな。

煙草は不思議といつも美味かった。
そうこうしている内に時間が来て、バンド練習。
コピーバンドばかりやってたけど、満足に弾けたら本物になれた気がした、何となく。
Trace Elliotに繋いで音を出せばカッコよくなった気がした、何となく。
休憩で外に出て、安い珈琲とマルボロで一服。
見上げると紅葉。
「寒くなったなぁ」と襟を直してたっけ。
そのうちもう残りの講義はどうでもいいやと思ってしまって
結局練習後もスタジオでお喋り。

時々真面目に出席率と理解をキープ

誰かが流した曲、ギターの音、何てことない笑い話
汚い床、ヤニで黄ばんだ壁、打ちっぱなしのコンクリート

不良の溜まり場、掃き溜めのような場所に小生の青春は確かに在ったのだ。


夜来る前に帰って少し寝て、深夜のバイト。
お金が少しでも多く欲しくて、寝る間を削ったこと
暇な厨房でのくだらない話
まかないで食べた裏レシピ

帰り道、家の近所の公演で一服
やっぱり紅葉があって、そこで薄着だということに気づいて、次のバイトからダウン着ようなんて考えてた。

自室に辿り着く頃には、朝も近くて
何だかんだ、こんなブログを書いたり、音楽聴いたりして
朝が来るころに眠る。

そして10:00に目が覚めて・・・・(上から読み直し)


何となく気持ちよい日々だったこと

割と楽に力を抜いて生きていたこと


何となくそんなことを思い出す秋が近い。

2011年9月24日土曜日

嫌々な日々

最近、基本的に良い事がない。
まるで身体から運気が剥がれ落ちたように良いことがない。
仕事でやけにプレッシャーをかけた資格試験を取れ取れと催促される
誰かの悩みや愚痴を聞かされる
行きたくもない飲み会が企画される

頭痛が頻繁に起きるようになった。

それでも日々は進む。

身体が重たい。

苛立ちも起きないのは、境遇的に慣れているからだろうか。
泣く気も起きない。
抗う気力も沸かない
お金を消費して気を紛らわす。
暴力的な気分、やるせなさ、脱力感を時間をかけて噛み砕いて飲み込む。
他人に何を言われても、されても堪えないように
容姿を整えて、社会的地位を手に入れて、特技を磨いた。
それに縋れば早く心は持ち直せる。

何だ、結局自分で自分をリカバリできるんだな。
小生強いじゃん。
立派じゃん。

「もっと他人を頼った方がいいよ。」
じゃあアンタ綺麗な顔してるし、とりあえず抱かせてくれない?
それで一日くらいストレス発散になるから。
「抱え込むなよ、俺でよかったら相談に乗るよ」
相談に乗ってくれるの?
どっかのドラマとか漫画のキャラクターが言うような説教じみた台詞を聞かせてくれるの?
馬鹿馬鹿しい。
使ってみたい台詞を言いたいだけだろ。


君が辛いとかどうでもいいのよ。
君が小生の辛さをどうでもいいと思うように。

2011年9月19日月曜日

今日はライヴ明けだけど、一人で黙々音作り、フレーズ作りしてた。
メイン機となっているベースの指板が使い込まれた色合いになってきている。
一昨年購入し、この2年間で弾きに弾き倒した一本。

良い音するねーと言われたことはあった。
だけどそれは楽器を褒めているわけで、弾き手の小生に対しての賛辞ではない。

良い音出すねって言われたいんだ。
あのベースが似合うベーシストでありたいのよ。

ART-SCHOOLの戸高さんが「ギターは値段じゃないよ(笑)」と言いながら
4万円のギターで全国ツアーをしていたのが印象に残ってる。

金をたくさん払えば素晴らしい技術をもった職人が作った素晴らしい音が出る楽器は買える。
だけど金を払っても、プレイヤーの魅力は上がらない。
数十万円の楽器を自慢気に担いだ下手糞な演奏のステージ。


そこに魅力は無い。

まぁ偏屈な考えかもしれないけども・・・