こっちはとても田舎だ。
むせかえるような山の緑、蝉の声、せせらぎ、土と草の匂い。
うだるような暑さ。
実家の愛犬と久々の散歩。
とてつもなく広く感じていた居間。
今じゃ数歩で横断する。
一緒に遊んだあの子も、先日嫁にいったんだとさ。
帰る度に、何かが変わってて、何かに気付く田舎だ。
東京には無い俺の歴史がそこにはあるのかもしれない。
迎え火を焚いて祖父を待つ。
俺、変わらず生きてるよ。
酒も煙草も女も覚えたよ。
一応真面目に働いてるよ。
一通りの報告を済ませて、のんびり酒盛り。
遠くで列車が走ってる。
あの車輪の音は何年立っても変わらない。
たまには田舎もいいもんだ。
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