2010年10月5日火曜日

選択は常に正しいと信じたい

ブラックな職種
という記事をつい先日目にした。
外食産業はヤバい、不動産はキツイ、ITは残業ばかり・・・
そんなことばかり書いていた。
反吐が出る。
じゃあ何だ、例えば上記の仕事がなくなれば、全日本人は健やかに幸せになれるのか?
大変な仕事は価値が無いのか。
楽して金を稼がないと駄目なのか。

俺は某IT企業に勤めていて
そこでは俗に言うSEというポジションで
お客さんと打ち合わせをしたり、書類とにらみ合いをして、企業向けに最適かつ信頼性のあるソリューションを構築、提供している。

響きこそSo Coolだけど楽な職業だとは思っていない。
深夜まで働くこともしばしば。
時には休日だって返上する業界だ。
親の死に目に会えないと噂されてる。
心か身体を壊しやすい職種だと周りからは言われる。
実際鬱病発生率No1という統計が出てた。
一生続ける自信があるかと訊かれれば、NOと答える人もいる。
そうかもしれない。

楽しくて楽しくて仕方がない仕事はあるかもしれない。
そんな仕事に就いてみたい。
ボーっとしてたら札束が転がり込む、そんな生活したいよ。
誰だってそうだよ。
少なくとも俺はそうだよ。
ある程度ステータスを持てて、お金貰える仕事が憧れだよ。

時折心は折れそうになる。
現に折れて、PCに触ること、人と喋ることが本当に怖くなったこともある。
「もう帰りたいんです。」と塞ぎ込んだこともある。
休みたくてもプロジェクトは止まってくれない。
真夏なのにマフラー巻いて冷却されたサーバルームで震えながら仕事をすることだってある。
プライベートな予定なんてたくさん放棄した。

それでも俺はこの職業になったことは後悔したくない。
後悔したら、自分の選択を自分で否定してしまう。
自分大好きな俺には耐えられないこと(笑)
胸張って生きたいじゃないか。
かっこよく振る舞いたいじゃないか。
自慢にしたいじゃないか。
笑い話にしたいじゃないか。
自分の選択は正しかったと思いたいじゃないか。

良いことだってたくさんあるさ。
時代の最先端に触れた夜、ほら今日もビールが美味い。

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