週末

お洒落な色したどこどこのブランドのシャツはたくさん持ってない。
美味しいものなんて知らなくてもいい。
小生は味音痴。
素敵な女の子が側にいなくても慰めること、癒されることはある。
お金があれば優しくしてもらえるお店も知っている。
最低かい？下劣かい？
綺麗事ばかりでくだらないよ。
本当にくだらない。
ビールが飲みたい。

会社帰りにカフェで安いパスタを一人で食べた。
くたびれた顔の自分が窓に映ってた。
疲れた顔だった。
明日は誰と会うんだっけ。
何を話せばいいんだっけ。
どんな立ち位置で振舞えばいいんだっけ。
適当にチャラチャラしときゃいいだろう。
「俺、かっこいい」人間だっけ？
面白い表現だね、胸糞悪いんだよ。
一言も話さないまま
舌打ちをして
ホット珈琲をカップごと投げつけたい衝動を抑えてんだよ。

公私共々のタスクを考えながら
スケジュールを思い出しながら
週末をどうしようか迷いながら食べる。
食べるというか摂取する。
綺麗に盛り付けられたサプリメントと大差ない。
サラダバーは付けない。どうせあまり食べれない。

運悪く座れなかった電車の窓際。
酒くさい電車、週末の匂い。
ずーっと音楽を聴く。
何回も聴いたナンバー、なぞるベースライン
帰ったらビール片手に洗濯しよう。

今日は外出の予定。
会いたい人が会ってくれる。
些細なことかもしれないけど、何だか幸せ。

帰ったら何時に寝ようかな。
電気を消して
今日の出来事思い出して
少しだけ明日も頑張ろうって意気込んで
最少音量で何かを聴きながら目を瞑ろう。
思い通りにいかない人生だから
泣いてしまいたい日もある。
どれだけ涙を流せても、状況は変わらない。
だから泣かない。
結局小生を救うのは小生なのだ。
憧れるものにふさわしい人間ではないと思う。
多くの人に好かれる人間でもないと思う。
多くの人を好きになれる自信なんか無い。
場違い甚だしいかもしれない。
でも
成りたいイメージがある。
叶えたい願望がある。
褒められたい欲求がある。
認められたい要素がある。

だから明日もその明日もお洒落かどうかは分からないけど、きちんとしたシャツ着て
胸を張れる振る舞いで
大して金も無いけれど安上がりな食事が美味いと思えるように

生きていこう。
大丈夫だから。
小生はきっと強い。