2009年5月26日火曜日

這いつくばる理由

日が随分と長くなって
気がつけば冬服はクローゼットで眠りっぱなし。
それと同時に一週間がとても早い。
あっという間に華の金曜日が来て
あっという間にまたネクタイを締める。

眠りに就く日曜の夜、思うのはこの一週間何を学んだのかということ。
この瞬間のフィードバックは嫌いだ。
いつだってどこかで後悔があるから。
正直なところ元気があるわけじゃない、けどやる気がないわけじゃない。
嫌になったわけじゃない、でもがむしゃらになりたい理由もない。

まだ少し慣れてないだけさと言い聞かせて眠る。
いつだってスロースタートな人生の歩み方だったと最近思う。
流行りのものの魅力に気づくのも
何かの集団に馴染むのも人よりずっと遅かった。


会社の向かい側の同期の女の子は先輩からとても可愛がられてる。
質問をぶつけ、コミュニケーションに溢れてる。
その向かい側の俺は静かにしてる。
任されたタスクを淡々と愚図愚図としている。
書き上げた議事録の駄目出しを喰らい、落ち込む定時。
我ながら心根はすぐ凹む人間だなぁw
「これはね、こういう機能があって・・・」
少し離れた席で厳しいおばさん社員がその女の子に熱心に教授している。
どうでもいいけどせめてささやかにやってくれないか、帰りづらいんだよ。

面白くない気分で今日は会社を早めに出た。
後ろから聞こえる笑い声が、何だか自分に向けられてるようで惨めな気分になった。

帰りの電車で寝ていた。
起きたら目もとが乾いていた。


このままじゃいけない!


なんて思うほど前向きじゃない。

でもこんな気分は最悪で、二度と味わいたくない。

だから今日は部屋で残りのタスクを片付けよう。
馬鹿にされてたまるか。
可愛がってる後輩よりも俺は価値ある仕事ができるようになってやるよ。
明日朝一番に上司に提出だ。
がむしゃらになる理由が見つかりそうだ。
立派でもない。
この上無く惨めな理由だけどそんなもんでいい。
這いつくばれ。

静かなる闘志が僅かに湧きあがった。

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