鉄と狭い空の街
排気ガスのうねりと靴音が鳴り響き続けてる
ビアンキは軽やかな速度で日々を走る
憧れた道も拠り所だったものも
今はきっと思い出せない
忘れたんだっけ
失くしたんだっけ
擦り切れたフィルムのような街
人も景色も簡単に入れ替わり続ける
ビアンキは軽やかな速度で日々を走る
今日は何にもないから朝っぱらからビールを飲んでみた。
何て自堕落で有意義な日だろう。
いつか来るであろう死んでしまう日、こんな日がいいなと
空けたカーテンの隙間に差し込む明るさを眺めて思った。
このまま晴れたら今日は髪でも切りに行こう。
0 件のコメント:
コメントを投稿